テープカッターをリミックスしてサポート不要にしてみました。
テープカッターをリミックスしてサポート不要にしてみました。
既存のモデル
もともとのモデルは以下です。
色々なモデルでお世話になっているCyberCyclistさんのClip Tape Cutterです。
サポート不要でできるので、かなりお手軽です。
しかしながらテープが滑り落ちることがあります。
過去の記事でもよく見ると緑色の養生テープがずり下がっています...
そのずり下がり問題を解決したのが以下のモデルです。
もともとの後方の輪ゴムだけでなく、前方にも輪ゴムをつけてずり落ちないようになっています。
しかしながらこのモデル... サポートが必要になってしまっています。
サポート絶対につけたくないマンなので、なんとかしたいです...
そうだ!リミックスしてみよう!
リミックス
ダウンロードしたSTLファイルをFusion360で開きます。
(「開く」->「マイコンピューターから開く」)
サイズが10倍ぐらいになっているので、1/10にします。
(「メッシュ」->「修正」->「メッシュを尺度指定」)
メッシュのままだと扱いにくいのでソリッド化します。
(「メッシュ」->「修正」->「メッシュを変換」)
まずは上側のパーツから修正します。
45度の角度ならサポートなしでプリントできるので適当に三角形を描きます。
押し出して、適当にフィレットをつけます。
(ちょっと不格好ですが...)
)。
もうひとつの下側のパーツも、既存のフックをトレースするようにスケッチを描きます。
(シンメトリーにするために、こっちも三角形にしても良かったかも)
こちらも押し出してフィレットをつけます。
すべてベッドにつくようになるので、サポートいらずになります。
完成したので3Dプリント用にSTLファイルを出力します。
実は3つのパーツに分かれていますが、上側のパーツとリングは一緒にプリントしたいので、下側のパーツだけ非表示にして「メッシュとして保存」で出力します。
サポートなしで、プリントしてみます。
問題なくプリントできているようです。
モビロンバンドを2つつけて... 完成!
ガムテープをつけてみます。ちゃんとずり落ちないでホールドしてくれています。
3Dモデル
今回作成したモデルは例によって、Thingiverseで公開しています。
まとめ
テープカッターをリミックスしてサポート不要にしてみました。
STLファイルをインポートして、45度の角度をつけたり、ベッドに接地するように修正することでサポートレスにできました。
ちなみに普通のセロテープなら以下がオススメです。きれいに切れます。