JIS配列ノートPC + US配列外付けキーボード 運用方法
はじめに
今回はJIS配列ノートPCとUS配列外付けキーボードの運用についての色々なテクニックを紹介しようかと思います。
私がUS配列を使用しはじめたのは10年ほど前です。とある場所でキーボードを借りたらUS配列で、最初は困惑してしまいました。しかしながら、使ってみると記号の配置などがなかなか理に適っており、気に入ってしまいました。それ以降は、自宅のPCのキーボードもUS配列に買い替えてしまいました。
デスクトップPCであれば、単純にUS配列の外付けキーボードを接続して、設定を変えれば良いですが、ノートPCだと話が変わります。プライベートのノートPCはUS配列を選んでいるのであまり問題はありません。(ちなみにDell XPS13 9310を使っています。US配列のノートPCは選択肢が少なすぎて困るというまた別の問題がありますが、それに関しては今回は割愛します。)
以下は最新のモデルです。
勤務先から多くの場合JIS配列のノートPCが支給されると思います。このとき、JIS配列とUS配列を共存させつつ、高速に切り替える必要性が出てきます。今回はそこにフォーカスを当てます。
使用しているキーボード
どんなキーボードを使っているのか気になるかもしれませんので、ご紹介します。
自宅ではKeychronのK2 (赤軸) を使っています。有線/無線接続ができ、テンキーレス (75 %) なUS配列で気に入っています。
(Amazonだと赤軸がないですね...)
一方、会社ではKeychronのK3 (赤軸) を使っています。これはK3のロープロファイル版ですね。持ち運びに便利です。
(Keychronは気がついたら種類が増えすぎて目が回りそうになりますね)
ULE4JIS
US配列のキーボードを使う場合に、以下のサイトのようにWindowsの設定で切り替えても良いですが、切り替える際に再起動が必要となってしまいます。
そこで使用するのが、ULE4JISです。このソフトを起動するだけで、US配列のキーボードで問題なく入力できます。
インストールしてスタートアップに登録すると良いでしょう。
タスクバーで停止、再起動を切り替えることができますが、面倒な場合は以下で紹介されている。バッチファイルを導入すると良いです。記事の通りPowerToys Runで実行するとスムーズです。
alt-ime-ahk
これは必須ではないですが、入れておくと便利です。
US配列の場合は「全角/半角」キーがなくなるので、通常「Alt」+「`」で全角半角を切り替えることになります。
alt-ime-ahkを入れれば、左Altで半角、右Altで全角に切り替えることができます。
1つのキーを押すだけで良いですし、今の状態を気にしなくて良くなります。
インストールは以下からできます。これもスタートアップに登録すると良いです。
しかしながら、JIS配列のノートPCだと問題が出ることがあります。Altが片方だけしかなく変換できなくなってしまったりします。そういうときは変換/無変換があるのでそれを利用してしまいます。
- 無変換→左Alt
- 変換→右Alt
と変更しています。
もっと賢いやり方があるかもしれませんが、私はPowerToysのKeyboard Managerで変更しています。
インストールは以下でできます。
まとめ
JIS配列ノートPCとUS配列外付けキーボードの運用方法をご紹介しました。
まとめると以下です。
- ULE4JISをインストールし、スタートアップに登録する
- ULE4JISを切り替えるバッチファイルを用意して、切り替えられるようにする
- alt-ime-ahkをインストールし、スタートアップに登録する
- 変換/無変換キーで全角半角を切り替えられるようにする。
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